2009年6月24日水曜日

パールトーン加工はするべきか

娘にとっての普段着とは、店での仕事着、習い事のお稽古着を兼ねた着物で、御召、紬、小紋、単衣の木綿を着ます。

帯は基本的に半巾、名古屋、京袋を締めることが多いです。


そしてたいていの絹物にはパールトーン加工をします。

パールトーンについては賛否両論ありますが、
風合いが変わる
と言うご意見がありますが、鈍感なのか店主には実感がありません。
パールトーンをして失敗したという方は、具体的にどうなったのでしょう? スベルのでしょうか?

母が30年以上着て、洗い張りを何回もした結城紬にパールトーン加工をしましたが、風合いの違いは感じられませんでした。よっぽど鈍感なのでしょうか。


結城紬でふと思ったのですが、紬などは着ることによって風合いも色も良くなっていくものだからパールトーン加工はしないほうが良いともいわれます。おっしゃることは分かります。

しかし、店主は逆に先染めのものこそ加工しておいたほうが良いと考えています。

シミ抜では、後染めのものは驚くほどのすばらしい仕事をしてもらっていますが、先染めのものは「コレが限界です。」と言われることが多いからです。
(後染めの色なら、強いシミ抜で色が抜けても補正は効きますが、先染めの色が抜けた場合には補正は困難です。またやり過ぎると確実に生地を傷めます。)

湯通しなどの前処理をきっちりしておけば、その紬独特の風合いも確保されますし、着込んでいけば糊けも普通に落ちて紬や御召も柔らかく、着やすくなっていくのですが・・・

これはお客様に判断していただくより仕方ありませんね。


ただひとつ、パールトーンをなさっても過信は禁物です。万能の着物保護加工ではありません。